Kiriko Diary

何でもない普通のブログです。暇つぶしにでもどうぞ。

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カメラ 1

カメラを買った。

カメラを手にすると何故かフツフツと沸き上がる気持ちがある。

よく分からないが、そんな気持ちを追いかける様に、日頃から「ここ」と思うとスマホで写真を撮りまくっていた。

そして何かのきっかけで、そうしてスマホで撮った写真のいくつかを、写真サイトにアップしていたら、それら写真が海外の某写真配信企業の目にとまり、数枚がプレミアムになり、うち2枚が売れた。

そんな事がきっかけで、写真撮りを勉強しようかと思い、先日近くの安売り家電ショップに行った。実はコンデジでいいと思って買いに行ったのだった。というのは私の場合、それ程熱狂的にあちこち撮影に歩くというほどでもなく、思いついた時にあるいはいい風景があれば撮る程度のことで、カメラを持ち歩くには軽いスナップショットでちょいと工夫ができる程度で用は足りると思ったからだ。

店に行くと店員がそそくさと近づいてきた。おすすめは一眼レフ。友達も一眼レフを持っているし、彼女は魅力的な写真を何枚持っている。一億総カメラマンと化したカメラ熱狂者の多くは一眼レフを持ってる。なので、店員も私がさしずめ買いたいのは一眼レフと思ったのだろう。

店員の話を聞いているとこの機種はWi-Fiで繋げられるから、写真を撮ったら即座にスマホに送信する、などなどその一眼レフカメラは最新である様だ。実際に撮ってみたりすると、一眼レフカメラは画素数も多く、コンデジに比べ写真の写りが滑らかで、単純にその辺の店内を撮影しただけなのに、なんだか綺麗に撮れる。そこに気持ちがだんだんと寄って行ってしまった。

そしてその一眼レフカメラを店員の勧めるままに購入し、アクセサリーも購入し、店を後にして、その一眼レフを作っているメーカーのプラザのある銀座へ行ってみた。そこもその店員のお勧めだった。

そこで購入したカメラの説明を聞いた。取り敢えず撮り方だけでもちょっと知っておきたいと思ったのだった。メーカーの人の話を聞いて、だんだんとあれ?と思うところが出てきた。どうも家電屋の店員のカメラの性能説明と、メーカーの人が話すカメラの性能が違っているのだ。スマホとリンクさせるアプリも家電屋の店員が言っていたものと違っていた。そこで、買ったものを返しに行こうかと一瞬思ったが、しかし、この実際に購入したカメラは、店員の説明こそ違ったが、私の希望にはあっていた。店員の説明とは違う性能のカメラを買ったが、そのカメラは実は私の期待通りのカメラだったのだ・・・。

「説明と違うものを買わされた」と裏切られた気持ちもあったが、実は店員の勘違いは転じて、私の希望を叶えてくれたのだった。そしてそのメーカーの人の話によると、幸い1席だけこのカメラについての無料の使い方講座が空いている、というのである。

これまたラッキーな話である。そこでどうしよう・・と悩んだ。一眼レフカメラのレンズ付きセットは通常価格に比べ大変お得で、その家電ショップのポイントも加えて買ったので更に安く購入したので、返品するのも勿体無い様な気がしてきた。

今まで、写真のアプリでちょこちょこフィルターをかけたり色を変えたりして遊び半分で写真をとってきたものの、ここでちょいと本格的に撮って見ても良いのではないかと、気持ちがよぎる。

フォトマスター1級を持つ家電ショップの店員は、写真撮りのマスターかもしれないが、機種についてはあまり知識がなかったのである。そんな店員の販売戦略に載せられた様に思えば悔しいが、しかし、良いチャンスと思えばこれもまた得した気分にもなる。

一眼レフは重い。写真を撮りに行くなら、持ち運ぶ時の別の荷物との重さの兼ね合いを考えてしまう。返品しようかどうしようか、お店に電話して1週間の猶予をもらうことにした。